小児の頭痛<その他>
火曜日, 1 月 27th, 2009頭痛につながる子供の病気;自家中毒
子供の病気で、吐き気や嘔吐ばかりで頭が痛くならなくても、頭痛だと考えられる病気があります。
それは「自家中毒」で、実は偏頭痛の一種です。
子供の偏頭痛の場合は、発作時間が短く、吐き気や嘔吐だけで頭痛が起こらないことがしばしばあり、吐き気や嘔吐だけしか起らなくても原因は偏頭痛ですから、偏頭痛の治療をしないと良くはなりません。また、自家中毒はそのなかでも特別な偏頭痛ですので、きちんと対応していかなくてはいけません。
このことを踏まえて、吐き気や嘔吐の症状を訴えても消化器系の病気だと簡単に判断せず、偏頭痛も疑ってみて下さい。
自家中毒は、周期性嘔吐症あるいはアセトン血性嘔吐症ともいわれます。2~10歳くらいまでの子供に多く、今まで元気に遊んでいた子供が急におとなしくなったり、顔面蒼白となって何度も吐きます。血液中や尿中のアセトン体(ケトン体)という物質が増えすぎて起こる中毒症状です。
<症状>
(1)これといった原因もなく 元気がなくなる。
(2)吐き気や嘔吐がある。
(3)顔面蒼白・全身倦怠感。
(4)尿の中のケトン体が激増している。
(5)呼気のアセトン臭。
(6)重症になるとコーヒー色の血液を吐く。
(7)脱水症となる。
(8)脱水が進むとけいれん、脈拍微弱、血圧低下。
<原因>
感染、過労、ストレスが原因となって、嘔吐を繰り返します。体質的に血液中のアセトン体(ケトン体)が増えやすいのではないかと思われます。
<治療>
軽い症状の場合は、脱水症状を起こさぬよう、スポーツドリンクなどを、何回かに分けて少しずつ飲ませて水分補給します。
飲ませてもすぐに吐く場合は、病院で点滴。安静にしてストレスを和らげます。感染症が起こっている場合はその治療をし、鎮吐剤や鎮静剤を投与。脱水症状が軽い場合は、20%ブドウ糖など糖分が多いものを。脱水症状が重い場合は、補正のためにカリウムを含まないものを点滴します。
小児と頭痛と思春期
小児の頭痛として偏頭痛を何度もお話していますが、今回も小児の偏頭痛についてお話したいと思います。
小児の中でも、幼少期のころは同じ頭痛を訴えるにしても男だからとか女だからといった比率に特別に目立った差はないのですが、生理が始まるころから小児の偏頭痛の比率は女子の割合の方が高くなります。
偏頭痛の原因として女性ホルモンが関係あると、前回もお話したと思いますが女性ホルモンが関係し偏頭痛の症状を発症させてしまう年齢の過半数が20以前だという結果があります。
最近ではこの年齢が少しずつではありますが、低年齢化していることも事実で、15歳以下の年齢でも35%の小児が偏頭痛と訴えているそうです。
小児の偏頭痛と大人の偏頭痛の違いですが、それは発作の時間。
小児の偏頭痛の持続時間は大人に比べるとかなり短いのですが、頭痛と吐き気だったり、嘔吐を伴うことが多々あるそうです。
また、小児の偏頭痛の場合は大人の症状と違う点があり、小児が頭痛を訴えているかと思えば腹痛を訴えたりする場合もあります。
大人を基準とした診断基準に小児の頭痛をあてはめるのはとても困難で、起立性調節障害と小児の偏頭痛がごっちゃになってしまったり、頭痛のがひどく学校にいけないだけで、不登校児として特別扱いされることで精神的な負担が加わり小児の頭痛を悪化させるというケースもあるそうです。
すべての小児の偏頭痛が女性ホルモンと病気が原因と決めつけれるものではありません。
親が偏頭痛の場合、その子供も偏頭痛の症状を訴えることは少なくありません。
偏頭痛は親からの遺伝によっておこることもあるので、親子で頭痛に悩まされている場合は病院で二人同時に診察を受けることをお勧めします。
小児の頭痛を考える
今日は保健室をおとづれる生徒が大勢です。
遊んでいて擦りむいた子。
遊んでいてどこかにぶつかり鼻血を出した子。
おなかが痛い子。
あたまが痛い子。
保健室をおとづれる原因は生徒それぞれですが、気になるのが頭が痛い子。
5年生の女の子。
月に1~2回必ず保健室におとづれ頭痛を訴えるのですが・・・
やはりこの子も偏頭痛が原因なのでしょうか・・?!
とてもつらそうで、横になっていたにもかかわらず急に嘔吐・・・。
結局、1時間様子をみていましたがよくなるような気配がなかったために保護者に迎えに来ていただきました。
その時に保護者の方とお話をしたところ、どうやらその生徒の母親も昔からの頭痛持ちのようで・・・
その生徒にも遺伝したのだろうという話でした。
しかし、偏頭痛を遺伝という一言で片づけていいのでしょうか・・?!
自分が偏頭痛の辛さをしっているならば、病院へ行って診察をしてちゃんとした治療を受けさせるのが親の役目だと思うのです。
せっかく迎えに来てくれた保護者の方に向かって、少しお説教のような話をしてしまった私・・・。
後から言い方がきつかったのでは?!
なんて反省もしましたが・・・・
最近、特に思うのが自分も頭痛に悩まされているからと言って、小児も同じ頭痛もちなんです!なんて一言で片づけてしまわれる保護者の方が多いということ。
保健師の私が偉そうにいうことではないのかもしれませんが・・・
自分が頭痛で辛かったのなら、なぜ小児を同じ目にあわそうとするのですか・・?!
小児には辛いめにあってほしくない!
って思うのが親なのでは無いでしょうか?!
小児の偏頭痛
小児の頭痛の中で1番多いのが偏頭痛。
偏頭痛というのは頭の片側がズキズキを脈打つような痛さが特徴。
この頭痛がひどい時は片側だけでなく両側がズキンズキンといたんだり、吐き気や嘔吐が伴うそうです。
この痛みは長時間続き、体を無理に動かしたりすると痛みがひどくな日常生活に支障が出る場合があります。
偏頭痛といえば男性よりも女性に多くみられると言う事も特徴の1つとされていて、患者の数で言うと男性の約4倍にもなるそうです。
偏頭痛が何故女性に多いのか・・・
それは女性ホルモンが関係あるそうです。
なので、小児の頭痛でも思春期の女の子の頭痛に多くみられるのがこの偏頭痛の症状です。
女性ホルモンの他に原因としてあげられるのが、下記の4点
①ストレス
②寝不足
③音や光
④体質
小児といえども何かしらストレスを抱えており、このストレスから解放されると同時に偏頭痛に悩まされる小児は少なくないそうです。
進学塾などに通う生徒に多いのですが、夜遅くまで勉強するようなことが何日も続くことで睡眠不足となり、この睡眠不足が原因で偏頭痛になる小児もいるそうです。
また、うるさい場所や暗い場所から急に明るいところへ出る事によって頭痛の症状が出る小児もいます。片頭痛(偏頭痛)は遺伝します。
また、親が頭痛に悩まされている場合はその子供も高い確率で頭痛に悩まされることが多いそうです。