9 月 25, 2009

小児の頭痛;水頭症

今回ご紹介する小児の頭痛は「水頭症」です。水頭症とは、脳脊髄液が頭の内側で過剰に留まる病気のことです。生まれつきの異常で起こっている場合を先天性、生まれてから生じた異常で起こってきた場合を後天性と区別されます。

頭の大きくなる病状として、昔から小児の水頭症は知られてきました。
この症状は生まれてしばらくの間の頭蓋骨は骨同士の結合が弱く、やわらかく組み合わさっているため、生まれつき水頭症をもっている小児や、頭蓋骨の結合がやわらかい時期に水頭症になった小児は、余分に溜まって大きくなった脳室の圧力によって頭蓋骨を押し広げる状態が続き、結果として頭が大きくなることによります。

しっかりとした結合になった頭蓋骨では頭が大きくなっていく事はありません。こうした特徴がある為、小児の病状が良く知られていますが、実は年齢を問わず発生する病気なのです。

水頭症の症状は、頭の圧力が上がった症状と理解され、乳児までの時期であれば、上述の通り頭の拡大が目立つ事が一番の特徴です。この時期以降は、脳室の圧力の上昇は、頭蓋骨に守られた脳を直接圧迫する力となり、頭痛、吐き気、嘔吐の症状を起こします。

他にも食欲不振、体重減少、全身倦怠感などの症状もあり、長い間気付かれない場合もあります。また神経への影響から、視力の低下、眼の動き方の不自由などを起こす事も知られています。

小児の「先天性水頭症」は、先天的な障害(奇形)が原因となっている場合や、母体内での感染によって起こったと考えられる場合が良く知られていますが、特定の原因によるものや遺伝による場合は稀であると考えられています。

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