4 月 24, 2009

小児救急の現状

産婦人科医が減っているという問題が各種報道されていますが、小児科医の数も減っているという問題があることをご存知でしょうか。その問題の中でも特に緊急性の高い問題が、小児救急の現状です。

通常、昼間に病院・個人医院が診療されている時間は小児科を担当される医師が十分おり、小児医療が地域で不足しているということは現状ではないようです。しかし、夜間や休日など救急の場合は、「急患は専門医を求める」ということから、小児科を専門とする医師で順番で夜間診療をせざるを得ないのですが、その数が足りないのです。

夜間や休日は数少ない小児科専門医に患者が殺到し、小児救急の問題をさらに深刻にしているのです。

さらに、事態を深刻にしているデータもあります。ある統計データによると、急患センターの救急患者の約半数が小児の急患というものです。それに対して、一般病院で統計をとると、全患者のうち小児の患者1割に満たないのです。

つまり救急患者に占める小児の患者が多いのに比べ、深夜・休日に診てくれる小児科医の数が足りていないという現状があるのです。小児科医が少ないことで、深夜・休日に急患の小児を抱えて病院に行っても専門の小児科医に診察をしてもらえないという現実があるのです。

このことは、現場の小児科医から見ても大変な状況で、小児の急患が一部の病院に殺到し、そこで働く小児科医は過酷な労働を強いられることになるのです。

こうした悪循環をなくすためにも小児科医の数を継続的に増やしていく医療行政が求められています。

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