3 月 27, 2009

小児の頭痛について

日本人の約4割近くが「頭痛」を経験していると一般的に認知されていますが、大人だけではなく小児にもみられる症状の一つが頭痛です。

この「頭痛」には大きく分けて、「一次性頭痛」と「二次性頭痛」の2つのタイプがあります。一次性頭痛は主なもので片頭痛や、緊張型頭痛、群発頭痛が挙げられ、頭痛を訴える患者の約9割がこの一次性頭痛に含まれます。

次に二次性頭痛は頭頸部の外傷や、脳血管障害による頭痛、脳腫瘍、感染症に伴う頭痛、頭蓋骨や耳、鼻、副鼻腔、歯などの構成組織の障害に伴う頭痛(副鼻腔炎や虫歯など)、精神疾患による頭痛(てんかんなど)があります。

一次性頭痛は、小児では頻度は少ないものの、稀というわけではありません。中でも片頭痛と緊張型頭痛は、小学生から中学生にもみられます。

片頭痛の小児たちには、規則正しい生活、グルタミン酸(調味料などのうまみ成分)の入った料理やコーヒーなどの刺激物を避け、緊張型頭痛では首や肩の筋肉を温め、動かすことが有効です。また長時間のコンピュータやテレビゲームを避け、ストレッチや体操などを心がけましょう。

二次性頭痛のケースには、生命の危険を伴う重大な疾患もあり、脳腫瘍など外科的な治療が必要な場合もあります。二次性頭痛が疑われるのは、「いつもと様子がちがう頭痛」、「どんどん悪化していく頭痛」の症状ですが、幼い小児では的確に訴えられません。

頭痛に加え、発熱や発疹がある、嘔吐を伴う、顔面神経麻痺などの神経症状がある、何となく意識がおかしい、などの症状があれば重大な疾患が潜んでいる可能性があり医師の診察が必要です。

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