小児の頭痛<片頭痛>
小児科の外来でもしばしば訪れるのが小児の頭痛です。
小児の頭痛の原因は多種多様で、緊急を要するものからそうでないものまであります。そのなかでも病気によらない、慢性反復性の頭痛についてみていきましょう。
小児の慢性反復性頭痛において頻度が高いのは、機能性頭痛といわれる片頭痛と、緊張型頭痛についてご紹介します。
「片頭痛」というのは頭の片側がズキズキを脈打つような痛さが特徴で、この頭痛がひどい時は片側だけでなく両側がズキンズキンといたんだり、吐き気や嘔吐が伴うケースもあります。
片頭痛は小児にも多くみられ、3~4才頃より発症し、年齢が高くなるとともにその頻度は高くなります。
小児の片頭痛の場合は、片頭痛の前兆は伴わないことが多く、痛みの部位も必ずしも片側性ではなく、頭全体や前頭部に多くみられるようです。
小児の嘔吐は他の病気が原因の場合も多くみられますが、胃腸炎や自家中毒の他に嘔吐を繰り返す小児では片頭痛の存在も念頭に置いておくことが重要でしょう。
小児の緊張型頭痛は学童期以降にその頻度が増加し、一般的には両側頭部か頭全体、時には後頭部がギューっと締め付けられるように痛みます。
頭の筋肉と肩の筋肉は連続している為、肩こりを伴うこともあり、肩、首の筋肉のこりで頭痛は悪化します。
最近の生活環境の変化によって小児にも増加の傾向があるので生活全汎を見直し、首、肩、背中の筋肉に対する体操やストレッチが必要となります。
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「周産期医療」とは?
「周産期医療」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。
「周産期」とは、妊娠22週から生後満7日未満までの期間をいい、合併症妊娠や分娩時の新生児仮死など、母体・胎児や新生児の生命に関わる事態が発生する可能性があります。周産期を含めた前後の期間における医療は、突発的な緊急事態に備えて産科・小児科双方からの一貫した総合的な体制が必要であることから、特に「周産期医療」と表現されています。
最近の報道では、こうした周産期医療の現場で人員不足と「新生児集中治療室」(NICU:neonatal intensive care unit)の数が足りないという現状が報告されています。
医療の進歩によって、周産期の母体と胎児の生存率は格段にアップしてきているのですが、それに携わるスタッフ不足、高額医療機器の不足によって救える命が失われている現状があるのです。
前回ご紹介した小児科医の減少、また産婦人科医の減少など小児医療の現場は危機的状況にあると言っても過言ではありません。
少子化問題が叫ばれて久しいですが、子供を産み育てる環境整備は裏腹に劣化しているとも言えるでしょうか。子供を産まないのではなく産めない世の中になってきているのかもしれません。
小児科医、産婦人科医の数を増やすために医師国家試験の合格率を高めようという議論もあるようですが、合格率アップのために問題を簡単にするという話もあるそうです。本末転倒な感も否めませんが、あらゆる議論を尽くして、医者を増やす方法を考え出して欲しいものですね。
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小児救急の現状
産婦人科医が減っているという問題が各種報道されていますが、小児科医の数も減っているという問題があることをご存知でしょうか。その問題の中でも特に緊急性の高い問題が、小児救急の現状です。
通常、昼間に病院・個人医院が診療されている時間は小児科を担当される医師が十分おり、小児医療が地域で不足しているということは現状ではないようです。しかし、夜間や休日など救急の場合は、「急患は専門医を求める」ということから、小児科を専門とする医師で順番で夜間診療をせざるを得ないのですが、その数が足りないのです。
夜間や休日は数少ない小児科専門医に患者が殺到し、小児救急の問題をさらに深刻にしているのです。
さらに、事態を深刻にしているデータもあります。ある統計データによると、急患センターの救急患者の約半数が小児の急患というものです。それに対して、一般病院で統計をとると、全患者のうち小児の患者1割に満たないのです。
つまり救急患者に占める小児の患者が多いのに比べ、深夜・休日に診てくれる小児科医の数が足りていないという現状があるのです。小児科医が少ないことで、深夜・休日に急患の小児を抱えて病院に行っても専門の小児科医に診察をしてもらえないという現実があるのです。
このことは、現場の小児科医から見ても大変な状況で、小児の急患が一部の病院に殺到し、そこで働く小児科医は過酷な労働を強いられることになるのです。
こうした悪循環をなくすためにも小児科医の数を継続的に増やしていく医療行政が求められています。
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小児の頭痛について
日本人の約4割近くが「頭痛」を経験していると一般的に認知されていますが、大人だけではなく小児にもみられる症状の一つが頭痛です。
この「頭痛」には大きく分けて、「一次性頭痛」と「二次性頭痛」の2つのタイプがあります。一次性頭痛は主なもので片頭痛や、緊張型頭痛、群発頭痛が挙げられ、頭痛を訴える患者の約9割がこの一次性頭痛に含まれます。
次に二次性頭痛は頭頸部の外傷や、脳血管障害による頭痛、脳腫瘍、感染症に伴う頭痛、頭蓋骨や耳、鼻、副鼻腔、歯などの構成組織の障害に伴う頭痛(副鼻腔炎や虫歯など)、精神疾患による頭痛(てんかんなど)があります。
一次性頭痛は、小児では頻度は少ないものの、稀というわけではありません。中でも片頭痛と緊張型頭痛は、小学生から中学生にもみられます。
片頭痛の小児たちには、規則正しい生活、グルタミン酸(調味料などのうまみ成分)の入った料理やコーヒーなどの刺激物を避け、緊張型頭痛では首や肩の筋肉を温め、動かすことが有効です。また長時間のコンピュータやテレビゲームを避け、ストレッチや体操などを心がけましょう。
二次性頭痛のケースには、生命の危険を伴う重大な疾患もあり、脳腫瘍など外科的な治療が必要な場合もあります。二次性頭痛が疑われるのは、「いつもと様子がちがう頭痛」、「どんどん悪化していく頭痛」の症状ですが、幼い小児では的確に訴えられません。
頭痛に加え、発熱や発疹がある、嘔吐を伴う、顔面神経麻痺などの神経症状がある、何となく意識がおかしい、などの症状があれば重大な疾患が潜んでいる可能性があり医師の診察が必要です。
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小児の頭痛;髄膜炎
小児の頭痛の原因となる病気に「髄膜炎(ずいまくえん)」があります。この髄膜炎とは新生児や乳児などの小児に多くみられますが、成人でも起こります。脳や脊髄の表面をおおっている髄膜(ずいまく)にウイルス、細菌、真菌等が感染し、急性炎症が起こります。また髄膜炎は無菌性髄膜炎と細菌性髄膜炎に分けることができます。
細菌性髄膜炎は乳児に多くみられ、症状は発熱だけで他の症状はないとか、熱はないが非常に機嫌が悪いという症状もあります。無菌性髄膜炎は比較的年長の小児に多くみられ、頭痛、嘔吐が主な症状です。生後1~2ヵ月頃までの乳児の細菌性髄膜炎は予後が悪いケースが多いの特に注意が必要です。
また化膿性髄膜炎は無菌性髄膜炎よりも重篤で、最初は風邪の様な軽い症状から始まり、全身状態が急速に悪化、けいれん、意識障害、項部硬直、高熱、嘔吐、頭痛などの症状がみられます。
非常に残念なことなのですが、迅速かつ適切な治療が施されても細菌性髄膜炎を起こした新生児においては約3割は死亡しています。月齢の高い乳児・小児であっても高い割合で死亡するとても恐い病気なのです。
加えて生存した小児の1~2割に脳と神経に重大な損傷が生じ、脳室の拡大(水頭症)、難聴、脳性麻痺、精神遅滞等を引き起こし、非常に多くの小児達に学習障害、軽度の難聴、けいれんなどの後遺症が残ります。こうした髄膜炎に対して有効と考えられているワクチンも世界にはあるようなのですが、日本の厚労省の認可が下りておらず利用できないという状態が続いているのが現状です。
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頭痛につながる子供の病気;自家中毒
子供の病気で、吐き気や嘔吐ばかりで頭が痛くならなくても、頭痛だと考えられる病気があります。
それは「自家中毒」で、実は偏頭痛の一種です。
子供の偏頭痛の場合は、発作時間が短く、吐き気や嘔吐だけで頭痛が起こらないことがしばしばあり、吐き気や嘔吐だけしか起らなくても原因は偏頭痛ですから、偏頭痛の治療をしないと良くはなりません。また、自家中毒はそのなかでも特別な偏頭痛ですので、きちんと対応していかなくてはいけません。
このことを踏まえて、吐き気や嘔吐の症状を訴えても消化器系の病気だと簡単に判断せず、偏頭痛も疑ってみて下さい。
自家中毒は、周期性嘔吐症あるいはアセトン血性嘔吐症ともいわれます。2~10歳くらいまでの子供に多く、今まで元気に遊んでいた子供が急におとなしくなったり、顔面蒼白となって何度も吐きます。血液中や尿中のアセトン体(ケトン体)という物質が増えすぎて起こる中毒症状です。
<症状>
(1)これといった原因もなく 元気がなくなる。
(2)吐き気や嘔吐がある。
(3)顔面蒼白・全身倦怠感。
(4)尿の中のケトン体が激増している。
(5)呼気のアセトン臭。
(6)重症になるとコーヒー色の血液を吐く。
(7)脱水症となる。
(8)脱水が進むとけいれん、脈拍微弱、血圧低下。
<原因>
感染、過労、ストレスが原因となって、嘔吐を繰り返します。体質的に血液中のアセトン体(ケトン体)が増えやすいのではないかと思われます。
<治療>
軽い症状の場合は、脱水症状を起こさぬよう、スポーツドリンクなどを、何回かに分けて少しずつ飲ませて水分補給します。
飲ませてもすぐに吐く場合は、病院で点滴。安静にしてストレスを和らげます。感染症が起こっている場合はその治療をし、鎮吐剤や鎮静剤を投与。脱水症状が軽い場合は、20%ブドウ糖など糖分が多いものを。脱水症状が重い場合は、補正のためにカリウムを含まないものを点滴します。
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小児の頭痛と睡眠
今の子供たちは以前と違って、頭痛で悩むということも少なくない世の中となっているようです。
小児から10代の若い年齢層の子供たちに起こる慢性化した頭痛には、「睡眠障害」と密接な関係があるそうです。
慢性化した頭痛を抱える子どものほとんどが入眠の遅れといった睡眠障害を経験しているそうです。
「睡眠障害」というのはいくつか種類があって、なかなか寝付けないという場合の入眠時における睡眠障害と、夜中何度も目が覚めるというような睡眠障害のことを言います。
この睡眠障害と頭痛が相互に作用し、助長しあうことで慢性頭痛がさらにひどくなってしまい更に長期化することがあるそうです。
子どもの睡眠障害をただ眠れないだけ、といったように安易に考えてしまってはいけません。
睡眠をとらない事は体のつかれがとれず、何かしら不調がでてきます。
特に成長期の子供にとって、睡眠障害を抱えることは成長にも影響してくるので注意が必要です。
「睡眠障害」は一種の病気です。
小児や10代の子供たちに睡眠をしっかり取らせるためにも、寝室をリラックスできる場に変えたり、テレビやゲームなどの刺激や興味を駆り立てるようなものは心室に置かないようにしたり、読書や眠気を誘うような本を読んで聞かせると言ったように眠る準備、手伝いをすることが大切になってきます。
また毎日の入浴についてですが、夜8時以降は熱いお風呂には入らないようにするということがいいと言われます。
人間の身体は夜8時以降に、体温が下がりはじめ安らかな睡眠へとつながっていくと言われています。
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小児の頭痛<モヤモヤ病>
小児の頭痛について調べています。
今回も小児の頭痛と病気の関係について調べていきたいと思います。
小児の頭痛とモヤモヤ病について・・・
モヤモヤ病とは脳が栄養としている血管の根元に近い太い部分がだんだんと細くなっていき、脳に血液の供給が不足して神経症状が出る原因不明の疾患です。
小児では5~6歳に多くみられる疾患で、一過性脳虚血発作といい一時的に手や足の麻痺が出現し、数分以内に回復するというような発作を繰り返す事がこの病気の症状です。
激しく泣いたり、大声を出したり、熱い食べ物を食べるときのフーフーとさますような行為もこの症状を誘発する原因とされています。
小児では特に一過性に症状が回復するため「てんかん発作」や「心因性の病気」などと間違われることがあります。
そのため、モヤモヤ病と診断されるまでには長期間の日数がかかります。
この症状と共に脳梗が起きてしまうと、神経障害が起こり回復の見込みはありません。
この神経障害が広い範囲に及んでしまうと重症の後遺症が残ってしまう場合があります。しまうと神経障害が固定して回復しなくなり、広い範囲に及べば、重症の後遺症を残すことがあります。
残念なことに、モヤモヤ病の原因は現在の医学では不明であり、脳梗塞や脳内出血に予防効果がある特効薬は現在のところ開発されていません。
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小児の頭痛<水頭症>
小児の頭痛について調べています。
大人の頭痛は肩こりや首のこりからくる緊張型や偏頭痛が多く知られています。
小児頭痛でも同じように緊張型や偏頭痛は知られているのですが、今回はそのような頭痛ではなく小児頭痛と病気の関係について調べています。
今回は小児と水頭症について・・・
水頭症の原因は先天性と後天性にわける事が出来ます。
原因は出生前にあり、髄液の通り道である中脳水道の流れが流れにくい場合など脳の奇形や脊髄髄膜瘤などが先天性のものとされています。
髄膜炎や脳炎、脳腫瘍や水頭症などの症状は後天性に含まれ、どちらも脳室といったず胃液が作られる場所に髄液が溜まり脳室が拡大することによって脳半球や脳幹を圧迫してしまいます。
小児(乳時期)には脳室が拡大すると頭部も共に増大するといった特徴があり、頭の大泉門が固く盛り上がったり眼球が下を向いてしまうなどの症状が現れた場合は水頭症の症状です。
この病気を治療しないでいると、巨大な頭になったり、神経や運動の発達が遅れ頭痛やおう吐視覚障害、神経麻痺、意識障害、呼吸停止などといったことが起こることになります。
これらを未然に防ぐ対策としては健康診断の際に頭部を測定し、水頭症ではないか調べるということが行われています。
この病気の治療としては皮下にシリコン製のチューブを埋め込み、脳室から余分な髄液を腹腔に流すというシャント術が行われます。
このシャントは一生入れておかなくてはいけないことになるうえに、予測のつかない出来事が起こる場合もあります。
このような場合はその病気の原因yは年齢によって病院側と相談しなければいけません。
水頭症の治療を生後間もなく行えば、知能に関して良い効果があり、他の生徒となんら変わりはないように学習することができます。
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小児の頭痛<脳腫瘍>
今まで小児頭痛といえば偏頭痛や緊張型を取り上げてきましたが、今回からは小児の頭痛と病気の関係について・・・。
小児頭痛の中でも脳内出血,モヤモヤ病,高血圧,脳腫瘍,水頭症といったような病気と密接に関係している頭痛があるだけに、どんな頭痛なのかを調べます。
今回は小児頭痛と脳腫瘍について・・・
まず脳腫瘍を簡単に説明すると、脳に腫瘍ができる事なのですが、はじめのころは症状がなく腫瘍が大きくなり硬膜や血管を圧迫するほどの大きさになってくるにつれて頭痛が起こります。
小さい腫瘍であっても水頭症を合併してしまうと、頭痛や嘔吐といった症状が起こります。
小児が頭痛を訴える時は、ぞの頭痛の起こり方などによってある程度はどんな状態なのか区別することはできます。
しかし、小児が頭痛を訴えるときはそれなりの理由があるため、どんな頭痛なのか起こり方などをよく聞き心配な頭痛なのかどうか参考にすることが大切です。
小児に頭痛の起こり方などを聞く際の注意点としては、いつから始まったかはっきりと時間が言えるような場合で、数分間の間に激しい頭痛やおう吐が起こるような場合は注意が必要です。
このような小児の頭痛で発症する病気としてかんがえられるのが、脳動静脈奇形、脳血管腫といった頭蓋骨のなかで出血をしているような場合です。
大人の場合は脳動脈瘤が破裂することによってクモ膜下出血が起こる事がよく知られていますが、小児の場合はごくまれではありますが、脳動脈瘤の破裂が起こることがあります。
自分で勝手に判断するのではなく、小児の頭痛の場合はちゃんと病院で診察してもらうことが大切です。
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